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 おんな展この一枚 No.1

山端 庸介 Yamahata Yosuke(1917-1966)

写真家、従軍カメラマン。

法政大学中退。英領シンガポール生まれ。
長崎市への原子爆弾投下直後の1945年8月10日に市内へ入り、被害の状況を撮影した。
著作権継承者:山端祥吾

「人間の記憶は年々環境の変化や、生活の変化で批判が甘くなったり、誤ったりして行きますが、キャメラが把握した当時の冷厳なる事実は、今日でも少しも粉飾されず、八年前の出来事を冷静にそのまま皆様方の前に報告しております。今日、長崎も広島も原爆の被害から立直り復興目ざましいものがあり、旧時を偲ぶのも困難かと思いますが、この写真記録は永久に何の歪曲もなく当時を物語っております。」

〜山端庸介撮影メモ:「原爆の長崎」(第一出版発行、昭和27年)
より抜粋 北島宗人編集


山端庸助撮影の足取り
http://www.peace-museum.org/galleryJPM/gallery_yamahata/trace_map.htm

炊き出しのおにぎりを持つ母と子。食べる元気もない。
長崎 井樋ノ口町[現在・宝町]付近(爆心地から南1,5km) 1945年8月10日 朝

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