平成25年度写真学習プログラム実施報告新潟県新潟市立新潟小学校

新潟県新潟市立新潟小学校

・4年1組28名 1回目:2013年7月10日、2回目:9月11日

新潟小学校1組

テーマは「家族や友達を撮る」とした。先生から、学校内でカメラを持った児童が「写真を撮っても良いですか?」という声かけをしている姿をあちこちで見かけ、「撮影マナーは全学年に伝わったようですよ」と伺った。
このクラスは、自由で大胆な構図が多く、フレームから大きくはみ出したり、ピント範囲より近づきすぎたり、ブレていたりするものもあったが、面白い写真も多かった。興味ある対象へ素直にレンズを向けている様子がうかがえた。また、四つ切ワイドプリントから伝わるひと味違う臨場感に驚いていた。
(記・撮影/坂口綱男)

・4年2組28名 1回目:2013年7月10日、2回目:9月11日

新潟小学校2組

作家・坂口安吾の母校である。1回目は「写真は記録」であることを当方撮影の新潟小学校が写っている空撮カレンダーを見せながら変貌する大地を説明。テーマは「家族や友達の写真を撮る」としカメラを持ち帰ってもらった。
2回目は全作品を黒板に貼り個々と楽しい会話をする。この写真を2020年の東京五輪の時になったらもう一度見ることを指導した。この授業はテレビ新潟のニュースで「写真の魅力を教える・プロ写真家の出張授業」として放映され、児童からは「何年経っても写真は宝物ということがわかりました」と感謝された。
(記/上山益男、写真提供/学校)

・4年3組28名 1回目:2013年7月10日、2回目:9月11日

新潟小学校3組

このクラスも1回目の授業で、前記のクラスと同じように説明し、テーマを伝えたはずなのだが、仕上がった写真は違うものになった。
フレーミングやシャッターのタイミングなど、4年生の撮影した写真とは思えないほどのまとまりがあった。2回目のディスカッションの反応で、デジタルのカメラと比べてフィルムカメラは出来上がるまでワクワクドキドキがあって面白いと反応があった。4年生に理解してもらえるか不安だったが、考えていた以上に「写真を撮る楽しさ」と「写真で伝え残す」ということをわかってもらえたようだ
(記/坂口綱男、撮影/上山益男)