Professional Members Exhibition 2022 出展作家プロフィール

野町 和嘉 公益社団法人日本写真家協会会長 1974入会 / ドキュメンタリー・フォト、風景

1946年高知県生まれ。写真家・杵島隆に師事し、1971年にフリーの写真家となる。20代半ばでサハラ砂漠に旅したことが契機となって、極限の風土を生きる人々の精神世界、信仰をテーマに地球規模で取材を続ける。2000年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続ける。『サハラ』『ナイル』『地球巡礼』など多くの写真集が国際共同出版される。東京、ローマ、ミラノほかで「聖地巡礼」展を開催。土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞など受賞。2009年、紫綬褒章受章。日本写真家協会会長。
 

 

石川 梵 2013入会 / ドキュメンタリー・フォト、ルポルタージュ・フォト、旅

写真家・映画監督。大分県出身。大自然と人間の共生をテーマに日本をはじめ世界各地で撮影。写真集『海人』(新潮社)『伊勢神宮 遷宮とその秘儀』(朝日新聞社)『The Days After 東日本大震災の記憶』(飛鳥新社)著書に『鯨人』(集英社)『時の海、人の大地』(魁星出版)他多数。映画「世界でいちばん美しい村」(2017)「くじらびと」(2021)監督。写真協会新人賞、作家賞、講談社出版文化賞他受賞。2015年からドキュメンタリー映画の制作も手がける。「くじらびと」(2021)は日本映画撮影監督協会(JSC)賞を受賞。
 

 

織作 峰子 2009入会 / 風景、ポートレート、旅

石川県出身。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、翌1982年に大竹スタジオに入門。87年独立。世界各地で写真展を開催する傍ら、テレビ出演や講演で幅広く活躍中。大阪芸術大学教授 写真学科学科長。APA理事。JPCA理事。日本写真芸術学会評議員。
 

 

 

佐藤 時啓 2021入会 / 風景

1957年山形県酒田市生まれ。1983年東京芸術大学大学院美術研究科修了。長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような作品や、最近ではMagic Lanternをテーマにしたシリーズなどの制作を行っている。シカゴ美術館(2005)、Frist Center for the Visual Arts USA(2010)、東京都写真美術館(2014)、PIET HEIN EEK Netherlands(2016)(2019)などで個展を開催。第6回東川賞新人作家賞受賞。第65回藝術選奨文部科学大臣賞受賞。第31回東川賞国内作家賞受賞。
 

 

平 寿夫 1999入会 / ルポルタージュ・フォト

大阪生まれ。印刷会社勤務後、1996年平寿夫写真事務所を設立、以後商業写真を生業とする。1999年よりイエメン共和国を10年間に渡り取材。「ARABIA FELIX」「その瞳の先に有るもの」「時に刻まれたもの」「その瞳の先に有るもの2、イエメンの肖像」「サビール イエメンハダラマウトの水飲み場たち」等、展覧会を開催。2007年から、自らの家系の出身地である紀伊半島の熊野の自然崇拝の場を撮影開始。「見えない、風。熊野に坐します神々」「自然崇拝の森」展を開催。2021年仁和寺御殿白書院黒書院にて「祈りの聖地〜熊野の自然崇拝の地と沖縄の御嶽〜」を開催。写真集は、2005年に写真集『イエメンの肖像』、2021年に『自然崇拝の地 熊野』を発刊。現在熊野と沖縄を撮影中。

 

髙村 達 2003入会 / 自然、彫刻、アーカイブ

日本大学芸術学部写真学科卒業後、電通スタジオアシスタントを経てフォトグラファーとして独立、広告、エディトリアル、ファッション経て現在に。金沢美術工芸大学非常勤講師、(公社)日本広告写真家協会正会員。
 

 

 

 

中西 敏貴 2020入会 / 風景、自然

1971年大阪生まれ。2012年に撮影拠点である美瑛町へ移住。大雪山とその麓に広がる原生林を核に、北海道全域にも意識を広げながら、自然の造形や、生命、人間との関わりへの視点を深化させ、理想とする風景のあり方を探っている。主な個展に「光の彩」キヤノンギャラリー(東京2012年)、「ORDINARY」リコーイメージングスクエア(東京2016年)、「Design」弘重ギャラリー(東京2017年)、「Signs」NineGallery(東京2019年)、「Kamuy」キヤノンギャラリーS(東京2020年)など。主な写真集に『ORDINARY』(風景写真出版 2016年)、『Design』(キヤノンDreamLabo5000 2017年)、『FARMLANDSCAPE』(青菁社 2019年)、『カムイ』(玄光社 2020年)等がある。

 

藤村 大介 2006入会 / 風景、自然、ドキュメンタリー・フォト、スナップ、建築、旅、世界遺産、夜景

故植村正春氏に師事後、世界500都市以上の街や民族、世界遺産、風景、夜景などを撮影。日本初となった海外夜景の個展「暮色情景」が話題となり、夜景写真ブームを引き起こした。ライフワークとして30年以上撮影している夜景作品は欧米でも展示され評価が高い。近年の創作テーマは「宇宙へと繋がる人の心」。全てを包む産みの親である宇宙と、人との間にある部分を表現したいと創作活動を行なっている。日本写真芸術専門学校卒。香川県出身。ウィステリアフォトクラブ主宰。http://fujimuradaisuke.net/
 

 

宮嶋 茂樹 1991入会 / ドキュメンタリー・フォト

1961年生まれ。兵庫県明石市出身。日大芸術学部写真学科卒業。紆余曲折あって現在フリーの報道写真家。日本大学客員教授。通称「不肖・宮嶋」自称「写真界のG・クルーニー」(年齢と髪型が同じ)著書40冊以上、そのどれもが採算ぎりぎり上回っている。また毎年のように写真展を開催しており、現在(2022年5月)も名古屋市で開催中。自身が訪れた戦場や国の数を自慢する趣味は持ちあわせていないが、報道写真家としての技量やその作品には強い自信を持ち合わせており、それは本作品をご覧になられた通りである。大概無傷で帰国し、次回もそのつもりである。
 

 

山形 豪 2018入会 / 自然、動物

1974年群馬県生まれ。少年時代を西アフリカのブルキナファソとトーゴで過ごし、高校卒業後、東アフリカのタンザニアに渡り自然写真を撮り始める。以来アフリカ東部から南部にかけての地域で野生動物や風景、人の撮影を続けている。近年ではサファリツアーの撮影ガイドとしても活動中。著書に『From The Land of Good Hope』(風景写真出版)、『ライオンはとてつもなく不味い』(集英社新書)など。
 

 

 

山口 勝廣 1969入会 / 風景、自然、ドキュメンタリー・フォト、ルポルタージュ・フォト、スナップ、旅

1967年、ライフワークとして信州木曽路の御岳山修験道山岳宗教、地歌舞伎、念仏講等民族風俗習慣、祭、岐阜東農地方中津川の地歌舞伎などの取材を開始。キヤノンギャラリーS「御岳信仰と里の祭り」・伊那文化会館「木曽路の美」・伊那かんてんぱぱホール「木曽信仰と祭り」等、写真展開催多数。
 

 

 

吉村 和敏  2014入会 / 風景、旅

1967年、長野県松本市で生まれる。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビュー。東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、自ら決めたテーマを長い年月にわたって丹念に取材し、作品集として発表し続けている。2003年 カナダメディア賞大賞受賞。2007年 日本写真協会賞新人賞受賞。2015年 東川賞特別作家賞受賞。写真集に『「スペインの最も美しい村」全踏破の旅』(講談社)、『MORNING LIGHT』(小学館)、『Du CANADA』(日経ナショナル ジオグラフィック社)、『STONE 庵治石と生きる匠たち』(丸善出版)などがある。