100年の時を超える安井仲治の写真 その創作の秘密に迫る
2023年秋から2024年春まで「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」展が名古屋・神戸・東京と巡回しました。
2004年につづく大規模巡回展が開催されることは稀なことです。
森山大道氏が敬愛し、写真集『仲治への旅』を上梓されるほど大きな存在です。
1903-1942年(明治36年に生まれ昭和17年に病没)の38年の生涯。
関東大震災で日本の工業・文化の中心が東京から大阪へと遷り、大大阪と呼ばれた時代、安井仲治は二十歳の青年でした。
大阪では職業写真家ではなくアマチュアが写真界を牽引しました。アマチュアの多くは商都大阪の商人が多く海外からの情報にも敏感でした。
彼がどのように写真に取り組んだのか、今の私達が写真作品を生み出すときに大きな指針となってくれると思います。
先人の残した写真に現在を生きる私達が学ぶことは多いのではないでしょうか?
日 時:6月23日(日)15:45~16:45
会 場:京都市勧業館「みやこめっせ」
B1F 大会議室(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1)
講 師:兵庫県立美術館 課長(特別展・国際交流担当) 学芸員 小林 公
※入場無料
「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」展詳細
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202402_yasui.html