第47回2022JPS展 審査員プロフィール

野町和嘉(のまち かずよし)

高知県生まれ。杵島隆に師事した後、1971年にフリーの写真家となる。1972 年、20代半ばでサハラ砂漠に旅したことが契機となってアフリカを広く取材。極限の風土を生きる人々の精神世界、信仰をテーマに中国、チベット、サウジアラビア等で長期取材を続け、さらに2000年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続けている。土門拳賞、紫綬褒章受章。公益社団法人日本写真家協会会長。

代表作品

 

石川梵(いしかわ ぼん)

写真家・映画監督。1960年生まれ、大分県出身。大自然と人間の共生をテーマに日本をはじめ世界各地で撮影。写真集『海人』(新潮社)『伊勢神宮 遷宮とその秘儀』(朝日新聞社)『The Days After 東日本大震災の記憶』(飛鳥新社)著書に『鯨人』(集英社)『時の海、人の大地』(魁星出版)他多数。映画「世界でいちばん美しい村」(2017)「くじらびと」(2021)監督。写真協会新人賞、作家賞、講談社出版文化賞他受賞。

代表作品

 

織作峰子(おりさく みねこ)

石川県出身。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、翌1982年に大竹スタジオに入門。87年独立。世界各地で写真展を開催する傍ら、テレビ出演や講演で幅広く活躍中。大阪芸術大学教授 写真学科学科長。APA理事。JPCA理事。JPS正会員。日本写真芸術学会評議員。

代表作品

 

佐藤時啓(さとう ときひろ)

1957年山形県酒田市生まれ。1983年東京芸術大学大学院美術研究科修了。長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような作品や、最近ではMagic Lanternをテーマにしたシリーズなどの制作を行っている。シカゴ美術館(2005)、Frist Center for the Visual Arts USA(2010)、東京都写真美術館(2014)、PIET HEIN EEK Netherlands(2016)(2019)などで個展を開催。第6回東川賞新人作家賞受賞。第65回藝術選奨文部科学大臣賞受賞。第31回東川賞国内作家賞受賞。

代表作品

 

菅原隆治(すがわら りゅうじ)

『CAPA』編集長。1966年、東京都生まれ。88年より学習研究社発行のカメラ&写真情報誌『CAPA』編集に携わる。本誌のほかカメラ関連ムックや書籍の編集、撮影セミナー・イベントを企画開催。1995年より風景写真雑誌『四季の写真』の編集を手がけ、2002年に編集長。2005年より『CAPA』副編集長を経て2012年4月より現職。電子版やウェブサイトでの情報発信などの媒体展開も合わせ、カメラ・写真愛好家の拡大に努めている。