第2回知っておきたい写真著作権&肖像権セミナー
公益社団法人日本写真家協会(JPS)/一般社団法人日本写真著作権協会(JPCA) 共催事業
昨年に引き続き、JPS展会期中に著作権セミナーを開催します。下記フォームからお申込みください。
東京会場【終了しました】
【終了しました】日時:2023年5月21日(日)
場所:東京都写真美術館1Fホール 〒153-0062 東京都目黒区三田1丁目13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
参加無料(各回定員180名・当日受付若干名) チラシPDF
午前の部 10:30~12:00(受付開始10:00)
写真愛好家のための著作権講座Q&A
講師:吉川信之(写真家/日本写真家協会著作権委員会委員長)
JPS 写真著作権相談室に寄せられた事例を元にわかりやすく解説。個別の相談にもアドバイスします。
【吉川信之】写真家/日本写真家協会著作権委員会委員長
1969 年東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、フリーで雑誌を中心に活動。2021 年~著作権委員会委員長。JPS 会員から寄せられた著作権相談の回答などの執筆を担当。共著に『SNS 時代の写真 ルールとマナー』(日本写真家協会編 朝日新聞出版)
午後の部 13:30~16:30(受付開始13:00)
講演&パネルディスカッション
山岸伸(写真家/JPS正会員)「1年間に1000人のポートレートを撮っている」
私は時代を創る時の人や、日本全国にある文化財などの撮影を積極的に行っています。ポートレートが中心で私の撮影には必ず人物が写ってきます。年間1000 人以上の人物撮影をする中で最も気を付けているのは写真の二次使用に関する部分です。今年もたくさんの方を撮る予定ですが、更に慎重に考慮しながら撮影をしていきたいと思います。そのようなことをお話しできればと思っています。
【山岸伸】 タレント、アイドル、俳優、女優のポートレート撮影を中心に活躍。出版された写真集は 400 冊を超える。人物撮影以外のジャンルにも精通し、ばんえい競馬、賀茂別雷神社(上賀茂神社)、球体関節人形など自身が魅力を感じた被写体を積極的に撮影している。企業人、政治家、スポーツ選手などの男性を被写体とした「瞬間の顔」シリーズでは、15 年かけて総撮影数1,000 人を達成。また、近年は台湾の龍山寺や台北賓館などを継続的に撮影している。その秀逸な写真活動により平成 28年日本写真協会賞作家賞を受賞。公益社団法人日本広告写真家協会会員、とかち観光大使
大西みつぐ(写真家/JPS正会員)「路上の時代、スナップショットの記憶2023−1970」
これまで東京を中心にスナップショット撮ってきましたが、渋谷のような急激に変化していくような街角でなく、緩やかに時代が移り行くような下町が主な舞台でした。その、ほぼ20 年おきの写真を少し振り返ってみます。町と人の記憶がスナップショットにいかに焼き付いているかを検証したいと思います。また、街中で人物を撮る際の大西流スナップショット術についてもお話したいと思います。
【大西みつぐ】1952 年東京深川生まれ。東京綜合写真専門学校 卒業。1970年代より東京下町や湾岸の人と風景、 日本の懐かしい町を撮り続けている。写真集・ 著書に『下町純情カメラ』、『遠い夏』、 『 wonderland』、『川の流れる町で』など。個展、 企画展多数。1985 年「河口の町」で第22 回太陽賞。1993年「遠い夏」ほかにより第18回木村伊兵衛写真賞。江戸川区文化奨励賞。2017年日本写真協会賞作家賞。2017 年自主映画監督作品「小名木川物語」を公開。現在、日本写真協会会員、ニッコールクラブアドバイザー
パネルディスカッション 進行:棚井文雄(写真家/JPCA常務理事)
街中で撮影するためのマナーや公表する際のルールを解説。これからの時代にストリートスナップを撮り続けていくために必要なことを、山岸伸氏、大西みつぐ氏とディスカッシンします。
【棚井文雄】東京工芸大学にて細江英公氏に学び、在学中より大倉舜二氏師事。独立後、『家庭画報』、『Wedge(新幹線グリーン車搭載誌)』、『レオン』での連載や、『フィガロ』、『ヴァンサンカン』、『別冊太陽』などで器、料理、リゾートの撮影を行う。中国、欧州での作品制作を重ね、パリ、ニューヨークなどで個展開催。文化庁芸術家研修員として作品制作。2005 年に渡英後、ニューヨークに拠点を移し10 年に渡り活動。ストリートスナップを中心に世界各国で撮影を行い、フランス国立図書館、ニューヨーク近代美術館をはじめ欧米の美術館などに作品収蔵。著作権関連の著作として「ストリートスナップは死んだのか?Ⅰ、Ⅱ」(日本写真著作権協会JPCA NEWS vol.11&24)、「以外と知らない写真の権利」『フォトコン』2021 年1 月~12 月号がある。
京都会場【事前申込受付は終了しました】
日時:2023年6月25日(日)13:00~16:00(受付開始12:30)
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」大会議室 〒606-8343 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
参加無料(定員120名・当日受付若干名) チラシPDF
定員に達したため、事前申込受付は終了しました。
講演&パネルディスカッション
溝縁ひろし(写真家/JPS正会員)「昭和の祇園」
祇園の舞妓さんの魅力に引き込まれ、昭和48(1973)年~昭和64(1989)年まで、祇園甲部で撮影したモノクロ写真より。当時の芸妓・舞妓さんを始め、花街の町並みや生活、風俗そしておもてなし文化などを取材 撮影した作品より。
【溝縁ひろし】1949年、香川県に生まれる。千葉工業大学卒業後、京都の会社に就職のち、 写真スタジオ勤務を経てフリーの写真家になる。1980 年、写真事務所「PHOTO-HOUSE・ぶち」設立。ライフワークとなっている京都・花街を中心に、京都の四季や祭事をはじめ、四国八十八ケ所、西国三十三所、坂東、秩父の札所などのテーマにも取り組む。海外取材やドイツはじめ海外写真展など、国際交流も行っている。『昭和の祇園』はじめ書籍も多数出版。
ハービー・山口(写真家/JPS正会員)「街でスナップを撮りにくい時代だけど、やはり私は人物を撮りたい」
スナップが撮りにくい時代と言われます。人物を撮るしか興味のない私は、出来るだけ相手の了解を得る様にしています。しかし一度声をかけると、その方のリアリティが失われてしまうこともあります。その反面、会話をしたことで意外な幸運に繋がったことがいくつかありました。いくつかの事例を挙げながら、人物を撮る意味を語りたいと思います。
【ハービー・山口】1950 年東京都出身。23 歳でロンドンに渡り10 年を過ごす。現地の劇団で役者を経験。折からのパンクロックのムーブメントの中、ロンドンの姿を活写し代表作となった。帰国後もアーティストから市井の人々の素顔を撮影している。幼少期に患った病歴の末、写真のテーマを常に「生きる希望」としている。写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティー、さらにはギタリスト布袋寅泰には歌詞を提供している。主な著作に『LONDON AFTER THE DREAM』、『代官山17番地』、『1970 年二十歳の憧憬』などがある。
パネルディスカッション 進行:棚井文雄(写真家/JPCA常務理事)
街中で撮影するためのマナーや公表する際のルールを解説。これからの時代にストリートスナップを撮り続けていくために必要なことを、溝縁ひろし氏、ハービー・山口氏とディスカッションします。
【棚井文雄】東京工芸大学にて細江英公氏に学び、在学中より大倉舜二氏師事。独立後、『家庭画報』、『Wedge(新幹線グリーン車搭載誌)』、『レオン』での連載や、『フィガロ』、『ヴァンサンカン』、『別冊太陽』などで器、料理、リゾートの撮影を行う。中国、欧州での作品制作を重ね、パリ、ニューヨークなどで個展開催。文化庁芸術家研修員として作品制作。2005 年に渡英後、ニューヨークに拠点を移し10 年に渡り活動。ストリートスナップを中心に世界各国で撮影を行い、フランス国立図書館、ニューヨーク近代美術館をはじめ欧米の美術館などに作品収蔵。著作権関連の著作として「ストリートスナップは死んだのか?Ⅰ、Ⅱ」(日本写真著作権協会JPCA NEWS vol.11&24)、「以外と知らない写真の権利」『フォトコン』2021 年1 月~12 月号がある。
参加申込方法
下記の申込フォームから、お名前(フリガナ)、メールアドレス、参加希望会場・日時、ご連絡先を入力の上、お申し込みください。
*ご連絡いただいた情報は今回のセミナー、今後JPSの開催するセミナー・研究会のご案内のみに使用させていただきます。
*セミナーは諸般の事情により変更、中止になる場合があります。
定員に達したため、事前申込受付は終了しました。