田中 博 写真展「東京トンボ日記」開催のお知らせ

2024年05月15日    田中 博

 

「東京ではトンボを見なくなりましたね」とよく言われますが、東京都内でもトンボをたくさん見ることができます。日本は約200種類のトンボが生息するトンボ大国。東京都内では、100種類以上のトンボが確認されています。

小学生の頃、私は昆虫少年で、もっとも熱中していたのはトンボ。オニヤンマやギンヤンマは憧れの的で、カブトムシやクワガタよりトンボ、蝶よりトンボでした。理由はわからないのですが、水辺に棲むトンボの羽根の透明感が、子供の目には輝いて映ったのでしょうか。その後、大学生のときにカメラ店のプリントサンプルでカワトンボの美しい写真を見たとき、「少年時代」を思い出したのか、トンボの魅力に取り憑かれてしまいました。

私のトンボ撮影のテーマは「子どもの心」。網をカメラに代えて、昆虫少年の目に映った美しいトンボの姿を写真で表現したいと思っています。近年は東京に棲むトンボに興味を持って撮影しています。この写真展は、大人の方には子供の頃の気持ちを思い出していただきたいですし、子供たちにも見てもらいたい写真展です。

 

田中 博 写真展「東京トンボ日記」

会 期:2024年5月31日(金)〜6月11日(火)

時 間:12:00〜19:00

会 場:下町画廊 VOL VOLARE[ボルボラーレ] 入場無料 東京都墨田区八広1-3-10 2F

ウェブサイト:http://www.tombo-tanaka.com/exhibition_2024_tokyo_tombo_diary.html

 


田中 博 プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。

2005年、「Groundswell: Constructing the Contemporary Landscape」(ニューヨーク近代美術館/Museum of Modern Art)に出品。個展は「トンボ日記『水辺の詩』~田中 博の世界~」(2011年、柏崎市立博物館)など多数。著書は「花撮影のレンズワーク」、「デジタル一眼レフ ネイチャーフォト撮影入門 花撮影編」、「あなたも撮れるきれいな花写真」(いずれも学習研究社)。

公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員、日本トンボ学会会員。

http://www.tombo-tanaka.com/