平成24年度写真学習プログラム実施報告 大阪府吹田市立山手小学校

大阪府吹田市立山手小学校

6年1組30名 1回目:2012年6月14日、2回目:7月5日

1回目:2012年6月14日、2回目:7月5日
初めに4×5カメラを1人ずつ覗かせ、カメラの前で手を振る友達が上下左右が逆さまになっているのを見せた。その後に蛇腹を外し、中が空洞になっている簡単な仕組みを見せると「わ、マジックや!?」と歓声が上がるほど驚いたが、カメラや写真にぐっと親近感を持たせることができたと思う。レンズ付きフィルムカメラを持たせて心が動いた物に素直にシャッターを切るように教えた。
2回目の作品講評では、写真は言葉では伝えられないような自分の見たものや感じた気持ちをその場にはいない人と共有できる素晴らしいコミュニケーションツールだということを教えた。
(記/柴田明蘭)

6年2組31名 1回目:2012年6月14日、2回目:7月5日

写真に興味を示してもらう目的で自分の作品パネル数点を展示し、プロ写真家の撮る写真を見せた。さらにその作品を撮った4×5カメラを見せてカメラの構造や写真の写る原理を説明した。その後レンズ付きフィルムの使い方を実技指導。今のデジカメとは違い、写した結果がその場でわからないことが、むしろ子ども達には刺激があるのか夢中でファインダーを覗き被写体を探す姿が印象的だった。2回目の作品講評ではみんなの撮った写真を見ながら、写真は記憶を記録する事のできるツールで、他人と場所・時間を越えて見た物やその時感じた事を共有できるとことを理解させた。
(記/柴田明蘭)

6年3組30名 1回目:2012年6月14日、2回目:7月5日

マイカメラを持つのはやはり特別なことのようで児童の表情から喜びの気配が強く伝わってきた。カメラの構造等メカニックの説明は簡単に済ませ撮影の実体験を重視したが、予想に反し決定的な失敗はほとんどなく、不思議なアングルのものやストロボを効果的に使ったものなど短期間の撮影とは思えないステキな視点の作品に出会えた。
又、プリントを前にして個々の説明を聞いていると技術的には不十分ながら、児童が何を表現したかったかの過程を教室全体で理解でき、それをきっかけに児童同士の対話が進み、写真が持つコミュニケーション力を再認識することが出来た。
(記/神崎順一)