「何を伝えたいのか?」を常に考え撮影をすること 写真家 鷲津敬之
私は、自然でありのままの世界を表現することも好きですが、自分の世界観を創造することが一番好きです。
私は2017年ミャンマーにレタッチ会社を設立して年に3回指導に行っていました。そして当時初めて見る光景が珍しくて見たもの感じたものを、モデルを使って撮影していましたが「自分は何をとっているのか?」と疑問に思い、写真を見返すと記録写真が沢山並んでいました。
海外のモデル事務所へ売り込みに行っても門前払いで、日本では少しは認められていると思っていただけにショックでした。
そこで「日本と何かが違う」と思い、沢山の海外作品を見たくて、有名なカメラマンの方とも会って話を聞いたとき、衝撃が走った!
強いメッセージ性と圧倒的なクオリティー見せつけられ、自分が小さく感じました。
でも「海外で認めてもらいたい!」
そこで今までの技術に新しい考え方を取り入れ「何を伝えたいのか?」を常に考えるようにしました。撮影もテクニックだけに頼らず柔軟に、レタッチ技術もレベルアップすることで、自分の世界観が幅広く表現できるようになりました。
その後、写真がミャンマーで認められ、線路内、繁華街、港などどこでも撮影が可能になりました。
「写真の表現は自由」だが「何を伝えたいのか?」は重要だと思います。
あなたが撮影している素敵な写真にメッセージを入れてみると、見える世界が変わると思います。
そしてあなたの写真を見て、人は自由に想像し感動して、勇気をもらう人、涙を流す人が現れるでしょう。
写真は本当に奥深く面白いです。
あなたは何を伝えますか?
鷲津 敬之
washizu noriyuki
略 歴
1968年 岐阜県岐阜市生まれ
2017年 個展「NORIYUKI WASHIZU MYANMAR 黄/緑/赤」72ギャラリー、東京
2018年 日本写真家協会 入会
ワールドフォトグラフィックカップ2018 日本代表
ウェディングフォトアワード2018 金賞
個展「#本能的表現者達」YOUK SHI BEATZ、MYANMAR
個展「過去から未来へ繋ぐ伝統」みんなの森ぎふメディアコスモス、岐阜
2020年 日本広告写真家協会 入会
2022年 ワールドフォトグラフィックカップ2022 日本代表
第一回NAPA2022 クリエイティブ・ディビジョン コマーシャル部門 第1位