小平 尚典「JAPAN TRAIL」写真展

2022年08月02日    小平尚典

フジフイルムスクエア 小平 尚典「JAPAN TRAIL」写真展

会 期:2022年8月19日(金)〜9月1日(木)

会 場:フジフイルムスクエア

開館時間:10:00〜19:00(入館は18:50まで)無休・入館無料

住 所:〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト 1F

Website:https://fujifilmsquare.jp


 

JAPAN TRAIL とは

ロングトレイル
それは旅人のための歩く道 欧米ではこのトレイルを歩くことを「ハイキング」と呼びます。
ハイキングというと日本ではピクニックと近いと思われがちですが 特別な装備を使わずに足のみで旅をすることです。 山頂に登ることを目的とせず、豊かな自然を楽しんだり、土地の文化や歴史を知ったり、 人々と触れ合うなど一人一人が自由に楽しみ方を選ぶことができます。 いま、世界のハイカーたちが憧れる夢のハイキングロードが日本に誕生しました。

その名は「ジャパントレイル」

沖縄から始まり、九州・開聞岳、霧島連山、阿蘇山、くじゅう連山を経て海を渡り、 四国・石鎚山(いしづちさん)、そして中国地方へ。 大山から山陰海岸を辿り、白山を経た後に 北アルプス、南アルプスの稜線をたどり富士山外輪の山へ。 八ヶ岳、浅間山、谷川岳を経て、安達太良山へ。 そこから2つのルートに分かれ、東は複雑にいりくむ三陸海岸を北上。
西は月山、鳥海山、秋田駒ケ岳を経て、八甲田山でルートは再び合流。 津軽海峡を越えて北海道に渡ります。
ニセコ、羊蹄山、支笏湖を経て十勝岳、トムラウシ山を越え、 知床半島にゴールする壮大な1万キロの歩く道です。
そこで待っているのは世界に誇る美しい山、変化に富んだ海岸線、 歴史を刻んだ神社仏閣、温かい心とのふれあい、 ふるさとの美味しい料理や、心を癒す温泉など・・・・ たくさんの日本の魅力と巡り合えることでしょう。

ジャパントレイルはいま始まったばかりです。この道を生かすのは、あなた次第。 長い休みを取って歩いてみる。週末に歩いてみる。何年もかけて少しずつ制覇してみる。 あなたの歩幅で、あなたのペースで。楽しみ方はあなた次第。 さぁ、踏み出そう、この国の深さを自分の速度で知る旅へ! 歩くたびに日本と深くなる。踏み出す度に、自分と深くなる。
日本が世界に誇るロングトレイル ジャパントレイルはじまります。

 

 

今年 6/16 から、日本ロングトレイル協会が設定開示した、沖縄から北海道までの「JAPAN TRAIL」のポスターを制作するにあたり撮影を担当いたしました。素晴らしいクリエイターチーム(本田亮 監督)に参加できたことは大変光栄だと思っております。全てリアルにこだわったオリジナル作品をお楽しみください。そして、トレイル・ハイキングで素晴らしい美しい日本を発見してください。頂上を 目指すのではなくトレイルから見る日本の山々は最高です。

今回は、異分野の挑戦。ジオラマということでフルサイズより大きな中判型GFX50s IIを使用しました。余裕のある写真データスキルと手持ちで撮影できる利点をフルに活かせた作品です。デジタルは扱えば扱うほど劣化します。全てJEPG出しで、なるべくオリジナルで気持ちは1/3ぐらいアンダーで撮影して少し彩度をあげる程度で、そのままプリンティングディレクターに渡しました。彼らは仕上がりの良さに驚き、フルサイズより大きなサイズでのアフォードに安堵し、植物の生命感と山々のコントラスト、水のしぶきなどに感動してくれました。B1やA1サイズにこだわり迫力ある美しいそのままの日本トレイルをどうぞ皆さんお楽しみ下さい。

 


小平 尚典(こひら なおのり)
Kohira Naonori

写真家、メディアプロデューサー

1954年福岡生まれ。大学卒業後渡英し社会派写真家としてデビュー。新潮社『FOCUS』創刊メンバー、1987年から米国西海岸に移住。ロングインパクトのIT革命の時代を担うPCビジョナリーを取材。ビル・ゲイツやジョブスらを中心に新しく生まれたイノベーションを多目的に検証、 2021年スタンフォード大学ライブラリーに全写真作品がセレクトされる。現在は東京在住。米国フォーリンプレスメンバー、公益社団法人日本写真家協会会員、早稲田大学理工学部非常勤講師。写真集 4/524(御巣鷹山JAL墜落事故)シリコンロード (ITビジョナリー)あの日ジョブズは(写真評伝)空也上 人(六波羅蜜寺)他多数。