2024年07月20日 松井章
“ボリビア独立199周年”の特別イベントとして、ボリビア大使館と写真展を開催します。会場は、スペイン政府の文化施設「インスティトゥト・セルバンテス東京」です。
テーマはボリビア東部・オリエンテ地方です。アマゾンに由来するオリエンテ地方は、ボリビアの7割の面積を占める地域です。熱帯雨林とテーブルマウンテンが林立する風景は、まだ日本でもあまり知られていません。そして、ここに住む先住民チキタノ族は、キリスト教と融合して、芸術面で才能を開かせました。見事な木彫の教会も見どころです。
松井 章 写真展「ボリビアを知ろう -東部オリエンテと日本人移住地-」
会 期:8月3日(土)〜8月31日(土)
時 間:月~土 10:30〜17:00 / 休館日:日曜日・8/15(木)
会 場:インスティトゥト・セルバンテス東京2F(東京都千代田区六番町2−9 セルバンテスビル)
入場無料・予約不要
写真展ホームページ「インスティトゥト・セルバンテス東京」:https://conoce-bolivia2024.peatix.com/
主催:ボリビア大使館
《ボリビア独立記念日 特別イベント》
ボリビアを知ろう ~東部(オリエンテ)の魅力~
<特別展示:絆 ~サンフアンとオキナワの道のり~>
*日本・ボリビア外交関係樹立110周年
*日本人ボリビア移住125周年
サンタクルス近郊にある2つの日本人移住地(コロニア)、サンフアン移住地とオキナワ移住地の写真を展示します。
ボリビアの国土の6割を占める東部オリエンテ地方は、高温多湿の熱帯気候です。
かつてこの地域を覆っていたアマゾンの原生林を残すアンボロ国立公園は、不思議な形の山々と原生林が見事な風景を作り出しています。
そして、乾燥サバンダが広がるチキタニア地方へ。テーブルマウンテンの麓に、先住民チキターノ族の文化とキリスト教が融合した美しい木彫建築を見る事ができます。
このオリエンテ地方に日本人が開拓のために移住をしてから、今年は125周年を迎えます。特に、日本の文化が色濃く残るのが2つの移住地、今年で70周年を迎えるオキナワ移住地と69周年を迎えるサンフアン移住地です。当初はジャングルを切り開く苦難の連続でしたが、今では農業や牧畜、そして養鶏などで大きな成功を収めました。
「特別展示」として、日本人によるこれら2つの移住地の写真も展示します。
写真家プロフィール:松井 章
神奈川大学外国語学部スペイン語学科卒業。風景写真家。日本写真家協会(JPS)正会員。1996 年より、南米アンデス山脈を中心に渡航を続ける。いま私たちが暮らす世界とは異なる「もう一つの世界」をテーマに、南米の幻想風景を撮影しています。
「ラジオ まいにちスペイン語」(NHK出版)“悠久の南米大陸”フォト・コラム連載(2021年4月号~2022年3月号)、2023年10月『山と渓谷 11月号』巻頭グラフ・全8ページ「帝王の山脈 -ボリビア・アンデス-」の執筆など。