浪江町立なみえ創成小学校（福島県） 1回目･6/20､2回目･7/17、6年10名
2011年の東日本大震災から７年後の2018年に創立したこの学校は、横山浩志校長が自ら児童たちの写真を廊下に展示するなど写真教育に熱心な学校である。早速一人一人にカメラを配ると、「わー、かっこいい！」と大喜び。普段iPadで撮影している児童にとってコンパクトデジタルカメラはとても新鮮だったようだ。写真の基本的な撮り方を教えた後は、「見て学ぶ撮影マナー」の動画を上映し、写真著作権の場面になると、「？」という顔をしていたことから、まだ難しい課題なのかもしれないと感じた。そして、カメラを貸し出した期間に撮るテーマは「私の日常」にし、出来上がってきた作品をみると、どれも上手で個性豊かなものばかり。復興が徐々に進み町が形成されつつあるなか、写真を通して知り合えた彼らの成長がこれからも楽しみである。
（記／山口規子、写真提供／学校）