平成24年度写真学習プログラム実施報告 埼玉県宮代町立笠原小学校

埼玉県宮代町立笠原小学校

4年1組22名 1回目:2012年6月6日、2回目:6月29日、3回目:7月18日

この小学校は町でも校舎の建築デザインがユニークなことで知られているので、1回目の授業で「私の学校、町」という課題を出し、自分が暮らしている場所をカメラを通して見てもらうことにした。撮影は宿題。
学校の写真を撮った児童が多かったが、とらえた視点がさまざま。3回目の授業で一人ずつ前で発表会をした時、写真を撮った理由も説明してもらった。町の豊かな緑に誇りを持っているなど、しっかりと自分の考えを話す児童もいて、写真を撮る作業を通して、技術的なことよりまず自分の目で物を見る勉強になったのではないかと思った。
(記/石井真弓)

4年2組21名 1回目:2012年6月6日、2回目:6月29日、3回目:7月18日

1回目の授業で、写真で伝わることなどをみんなで考えた後「心が動いた時に撮る」という課題を出した。2回目の授業では一人一人面談し児童が選んだ1枚を確認。家族、自然風景、好きな物などさまざま。なぜこの写真を選んだのか聞きながら、なるべく児童の選択を尊重しつつ、本人もあいまいなものは話し合って選び直した。
3回目の授業では一人ずつ前で発表してもらった。クラス全体の仲が良く、他の児童の写真を見て活発に質問が出た。恥ずかしがって写真を見せたがらない子を助ける児童がいたり、授業を通して、児童の個性を垣間見る機会にもなると思った。
(記/石井真弓)