企画委員会では2022年5月29(日)、東京都写真美術館にてJPS展イベントとして、2022年度第1回技術研究会「～Digital Infrared Photography～ デジタルで撮るシュールな赤外線写真の世界」を開催しました。
赤外線写真は熱心に作品作りに取り組む愛好家も多いと聞きますが、一般的ではない技術のため、学ぶ機会は少なく、赤外線写真に興味がある方や、新たな技術を学びたい方にとって、良い機会だった事でしょう。講師はJPS会員の田村拓也氏。プロジェクターで投影された大画面の映像で田村講師のさまざまな作品を見ながら技術的な解説を行いました。またデモンストレーションとして取り込む赤外線の波長の違いでの見え方の変化も体験できました。変化の違いに会場からは驚きの歓声が上がりました。光の捉え方、主題をどう際立たせるかなど、一般の撮影にも役に立つお話も聞く事が出来ました。
90分の研究会を終え、受講者の方々は個別に田村講師と質疑応答など行っていたので、今後の作品表現に大いに役立つことでしょう。
（記・写真/今井孝弘）
