写真学習プログラム
日本写真家協会では、「写真に関する創作活動の奨励、人材の育成、教育に関わる事業」の公益事業として、富士フイルムイメージングシステムズ(株)の協力で、小学4年生から6年生の児童を対象に、デジタルカメラを使った「写真学習プログラム」を、毎年全国の小学校20校(クラス)校内の授業で実施しています。写真学習プログラムは、単に写ったという喜びだけでなく、当協会の会員が講師となり、「体験参加型」学習を指導することで、物事を注意深く観察し凝視することの大切さを習得、撮影マナーの啓蒙などを学びます。カメラを使って撮影し、写真の優れた「記録・表現することの意味」を理解し、家庭や社会で広く写真を活用してもらおうという願いがあります。2005年(平成17年)から始まり、2024年(令和6年)3月までの19年間で760校、25,593名の児童が体験し、教育現場での成果を上げています。
教室での授業風景
デジタルカメラを手に持って
引き延ばした写真を講評
特別協力
福岡県みやま市立本郷小学校
1回目・2016/11/28、2回目・2017/01/12、5~6年13名
各地で小中学校の統廃合が進むが、今回授業を実施した本郷小学校も、本年度を最後に閉校が決まっている。
千葉県千葉市立打瀬小学校 6年4組
千葉県千葉市立打瀬小学校
1回目・12/12、2回目・1/18、6年4組28名
千葉県千葉市立打瀬小学校6年3組
1回目・2016/12/12、2回目・2017/01/18、6年3組31名
写真撮影のテーマを「学校風景」とした。児童には1回目の授業のタイミングで思いっきり校内を駆け巡り撮影してもらった。
千葉県千葉市立打瀬小学校 6年2組
1回目・2016/12/12、2回目・201/01/18、6年2組29名
新都心幕張の、近代的なビルのみが建ち並ぶ環境にある小学校で授業を行った。教室を隔てる壁のないオープンな空間は、それ自体がフォトジェニック。人が入らない「学校風景」というテーマに沿い、29名が個々の感性を発揮し、校内を駆け巡った。
千葉県千葉市立打瀬小学校 6年1組
1回目・2016/12/12、2回目・2017/01/18、6年1組30名
1回目の授業では写真撮影の基礎知識、デジタルカメラとフィルムカメラの違い、そしてこれまでに撮影した写真を少し児童達に紹介した。写真に親しんでもらうため前述のフィルムとデジタルの違いはクイズにして出題。児童にはたっぷり楽しんでもらった。
千葉県市川市立福栄小学校
1回目・2016/11/24、2回目・2017/01/19、6年36名
実施にあたり、カメラの取り扱いと人を撮る時は、一言断るようにいうことを説明した。撮影は、興味があり、面白いと思った被写体を探し、好きなように撮ることと、フィルムカメラなので枚数が限られていることを念頭に置き撮影するようにと付け加えた。
栃木県那珂川町立馬頭西小学校
1回目・2016/09/21、2回目・2016/11/04、4~6年20名
馬頭西小学校の近隣には小砂焼の窯元が多くあり、子ども達は日頃から「モノをツクル」ということに慣れ親しんでいる。
長野県高森町立高森南小学校
1回目・2016/09/16、2回目・2016/11/21、4年28名
撮影実習日は、祖父母参観日の2時限目に設定。カメラの扱いの説明後、撮影実践の中で、注意点をアドバイス。訪れた家族やクラスの友達にカメラを向け、ファインダーを覗くという体験と、撮ったり撮られたりの意識の高揚感を楽しんだ。
愛知県豊橋市立松山小学校
1回目・2016/09/08、2回目・2016/11/15、6年ろ組26名
「修学旅行を楽しく写そう」というテーマを決め、1回目はカメラやフィルムの説明をし「写ルンです」の使い方を練習。今年は製造30周年記念で人気の為か、このカメラを使った事があると半分程の子どもが答え、すぐにマスターしてくれた。
愛知県豊橋市立松山小学校
1回目・2016/09/08、2回目・2016/11/15、6年い組26名
今回の写真学習プログラムは、いつもスクールフォトを撮影させていただいている小学校で実施した。