写真学習プログラム
日本写真家協会では、「写真に関する創作活動の奨励、人材の育成、教育に関わる事業」の公益事業として、富士フイルムイメージングシステムズ(株)の協力で、小学4年生から6年生の児童を対象に、デジタルカメラを使った「写真学習プログラム」を、毎年全国の小学校20校(クラス)校内の授業で実施しています。写真学習プログラムは、単に写ったという喜びだけでなく、当協会の会員が講師となり、「体験参加型」学習を指導することで、物事を注意深く観察し凝視することの大切さを習得、撮影マナーの啓蒙などを学びます。カメラを使って撮影し、写真の優れた「記録・表現することの意味」を理解し、家庭や社会で広く写真を活用してもらおうという願いがあります。2005年(平成17年)から始まり、2024年(令和6年)3月までの19年間で760校、25,593名の児童が体験し、教育現場での成果を上げています。
教室での授業風景
デジタルカメラを手に持って
引き延ばした写真を講評
特別協力
神奈川県川崎市立野川小学校
1回目・2016/09/05、2回目・201610/17、4年3組42名
今回のテーマは全4年生が「光と影」を図工の時間に写真で体験しようというものだ。簡単な説明の後、早速校庭に出て撮影。見る高さによって見え方の変わる影を探す子や、校庭に伸びた友達の影を追う子など皆楽しそうに撮っていた。
神奈川県川崎市立野川小学校
1回目・2016/09/05、2回目・2016/10/17、4年2組41名
「光と影を見つけよう」というテーマで、川崎市立野川小学校で、写真学習プログラムを実施した。日頃、ゲーム機やスマホなどデジタルデバイスに親しんでいると思われる小学生に、フィルムカメラとデジタルカメラの違いを説明した。意外にもフィルムカメラを知っているという児童が多く驚かされた。
神奈川県川崎市立野川小学校
1回目・9/5、2回目・10/17、4年1組42名
今回は「光と影」を撮ってみるというテーマで、写ルンですの使い方や光と影をどう見たら写真に収められるかなどを伝え、早速校庭に出て撮影。担任の先生が面白いポーズをとって地面に影を作ったり、数人で手の指を合わせて星形の影を作ったり、楽しそうに思い思いの影づくり、影探しをしていた。
栃木県大田原市立川西小学校
1回目・2016/09/05、2回目・2016/10/18、4~6年6名
栃木県大田原市立川西小学校のひばり学級でのプログラムは積極的に何かをするということを目的に行った。ひばり学級は特別学級だが、最初は一人ずつ、カメラの指導をし、一人ずつモデルになってもらって、撮影の練習をするとみんないい顔になり教室を飛び出して行った。
鳥取県鳥取市立賀露小学校
1回目・2016/07/05、2回目・2016/09/20、4年2組30名
港町の賀露小学校ということで撮影地は港と神社を選択。2年に1度の大祭で、男子は子ども神輿や大名行列に参加する。
鳥取県鳥取市立賀露小学校
1回目・2016/07/05、2回目・2016/09/20、4年1組30名
最初にカメラの基本的な使い方を説明。カメラを友だち同士で交換し、自分自身を自分のカメラに写し込むポートレートを撮影。プリント時点の楽しみと本人記録の意味合いを持たせた。
東京都杉並区立杉並第九小学校
1回目・2016/09/07、2回目・2016/10/05、5年3組23名
雨上がりの校庭撮影。このクラスはデジカメに手馴れた児童が多く撮り方を教えると、数多く撮ることが出来た。
東京都杉並区立杉並第九小学校
1回目・2016/09/7、2回目・2016/10/05、5年2組23名
雨の中の撮影実習はかなり苦労して撮影をしていた。始めは戸惑っていた様だが徐々にたくさん撮る児童、撮らない児童と違いがでるのが分かる。仕上がりを楽しみにしていた。
東京都杉並区立杉並第九小学校
1回目・9/7、2回目・10/5、5年1組23名
担当の先生の希望でデジタルカメラを用い、家庭科の授業の2時限分の枠で実施した。
福岡県みやま市立大江小学校
1回目・2016/07/14、2回目・2016/09/29、6年27名
1回目は写真の楽しみ方や記録性について話し、レンズ付きフィルムの一コマ目に児童の自分の顔写真をペアで撮り合い、二コマ目以降は夏休みの期間中に撮影することを課題とした。